実際、世界最強の政府であり、史上最初の、最も重要な民主主義国家であるがゆえに、私たちが例としてもちいている合衆国政府をなにが構成しているかを考えてご覧なさい。
国民による国民のためのこの政府は、選挙に基礎として成立しています。
よき時代においてさえ選挙を正当に遂行することは難しいことです。
投票者数はほとんどのばあい少数です。
開票はたしかめられ、正確さをきするために再確認され、コンピューターとボランティアの巧みな手腕がこの開票の進行を補助します。
さらにそのほかに候補者の選挙前の公布と候補者の見解、啓発的な大規模な会合のような討論会や他の会合がおこなわれます。
このすべての活動が、私たちが描写しているような地殻大変動が進行している世界で、どのように行われるのでしょうか?
電気が利用できる地域は、ところどころしかないでしょう。
相互間の連絡は、前世紀に行われたように手紙、又は配達人によって返信されるようになるでしょう。
郡レベルでの立法府に対する概念を維持することは、州もしくは連邦レベルほど難しくはないでしょう。
これに、土地の様子が変化するという事実が加わります。
いくつかの陸地が消失し、別の陸地が海上に隆起するでしょう。
両極は世界の異なった地域へと移動し、調整されるでしょう。
北は何処になるでしょうか?
南は何処にあるでしょうか?
以前に描かれた地図は使えなくなるでしょう。
他の何よりも生きていくための手段を求めて、生存者たちがさまよっている時に、誰に投票したか、どのようにして投票結果を確かめることができるでしょうか?
私たちはすでに存在する政府が現在とおなじように存続するような世界について述べていません。
新しい形態の政府があらわれる世界の特徴を述べています。
政府のタイプはその集団を形成する人々の本性によるでしょう。
私たちが詳述したように、悪意(利己的な)者からの善意(利他的な)者の分離が、ますます増加するでしょう。
善意者を指向する人々の集団は、今日必要とされているのと同じ管理体制を必要としないでしょう。
法の施行によってだけ抑えられる、住人が互いから奪い取ろうとする扱いにくい状態より、これら善意者の新しい共同体では、★共有することを選ぶでしょう。
法の支配よりも、★思いやりが規則となるでしょう。
さらに強く悪意者を指向する人々にとり、法も警察の一団も悪意ある行動の歯止めとはならないでしょう。
そこでは、強者の法則が法の支配にとってかわります。
どのようにして、各政はのっとられるのでしょうか?
税金を集め、他の人々を協力を強要し、忠誠を要求しようとするのでしょうか?
おそらく小さな一団の中で、何人かの孤立した個々の者達が、そのようなことを行おうとするでしょうが、食料がないと、一般市民は本質的にホームレスの状態となるので、これらの試みは、いわゆる人々の代表者の意見を変えさせることになるでしょう。
政府の援助はどうなっているのでしょうか?
政府は、国民のためにどのような手段を講じるでしょうか?
「国民が接近してくる惑星Xにより警告されるべきだ」と政府が大衆にうけあっていた時に、なぜ、一般大衆は、現在、世間でいうところの政府に少しでも注意を払っているべきなのでしょうか?
連邦、もしくは州レベルの政府を継続しようとするどのような試みも、おそらく長続きはしないでしょう。
地域レベルにおいて、地元の政府の力量により、なんらかの政治組織の継続もありえるでしょう。
指導力は得ようとしなければ、得られないでしょう。
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